傷モノの行方

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「罪滅ぼしというか…。ここにいる時点でお前が罪人なんだよ」 「あ゙!?何の罪だよ!」 怒りに任せ、蘭花は拳を振り上げた。 それを土方に振り下ろす。 しかし土方はいとも簡単に拳を受け止め、ギリギリと力を込めた。 「俺に刃を向けた罪だ。お前はもうここからは出られない」 「くっ…!」 拳に鈍く走る痛みに耐え、蘭花は片目をキツく閉じた。 土方はそのまま蘭花のもう片方の手も掴み、縄で固く縛る。 「何すんだよ!」 「しばらく牢に入ってろ」 「はぁ!?なんで私が牢屋行きなんだよ!お前だろ!」
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