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「んなこと言ったってソイツから斬りかかってきたんだよ。それに…」
「言い訳するんですか?あーあ、この子もうお嫁に行けないよ」
「う…」
土方は沖田の腕の中の少女を見た。
少女は右頬を押さえ、苦痛に顔を歪めている。
土方の中の良心がグサグサと突き刺され、土方は呻いた。
「…ごめんなさいお兄さん~。…あなたに迷惑掛けるつもりじゃ~…」
「良いんですよお嬢さん。ほら土方さん責任取ってください」
「責任ったって…」
どうすれば、と沖田を見ると、沖田は愉快そうに口元を歪めた。
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