黒き少女の邂逅

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少女が目の前までやってきて両手で俺の顔を掴まえた,そして無理矢理少女と同じ視点まで持っていく。 眼と眼が合う。 夕焼けを背にしてよく見えなかった少女の顔をハッキリと認識する。 病的な程白く透き通った肌にそれと反するようなとても力強い瞳。 その口元にはシニカルな笑みを浮かべている。 ハッキリとわかった。 彼女は俺を殺そうとしてるのだ。
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