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「はぁ…はぁ、はぁ…」
深い森の中1人の男は息を切らして走っていた
その後ろからは
巨大な虎の様なモンスターが、大きく口を開け咆哮を放ちながら此方に進んで来てる
「はぁ…はぁ…
なっ…何でこんな…目に…
はぁ…はぁ会うんだ!!不幸だなっ
」
息を切らしながら後ろを伺う
モンスターはすぐそこまで迫っている
モンスターの息すらかかっている
また前を向くとちょうど走る先に方に人が歩いていた、
まだ此方の事態に気が付いてはいない様だ
男は知らせるために大きく
「そこの人!はぁ…はぁ危ないです!!」
「‥‥‥‥あん?」
我ながら大きな声だと思った、がしかし焦りは伝わらなかったのか
先の方にいる人は頭を掻きながらゆっくり此方を見た
だがもう男との距離はどんどん縮んでいた。
『もうためだっ死ぬ!!』
男は諦め身を屈め目をギュット瞑った
その刹那、肉の潰れる様な音が瞑った男の耳に届いた。
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