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今日の講義は二限と三限だから、わりとゆっくり行っても大丈夫だ。
僕はすやすやと眠り続けるパトラを眺めながら、今日の予定を思い返していた。
…こうして見ていても、パトラは人間にしか見えない。
でも、彼女は人間ではなくて…ハカセからもらった、マイロイドだ。
眠ることも、起きることも、自分ではできない。
「…んぅ…」
…とてもそうは見えないけどね。
「はぁ…」
ため息を吐き出しながら寝返りを打ち、仰向けになる。
首をぐいっと傾けてテーブルの上を見れば…そこにあるのは、例の機械。
マイロイドとのコミュニケーション向上用装置…。
…結局、昨日帰ってきてからも使う気にはなれず、パトラをスリープさせた後あそこへ置いて、そのままになっていた。
「……はあぁ」
もう一度、今度はさっきよりも深いため息。
…ダメだなぁ…僕。
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