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まず始めに視界へ飛び込んで来たのは、黒に近い茶色の髪を短くまとめた髪型の少女
…の顔の、ドアップ。
「うっほぉう!?」
あまりの衝撃に、人間の限界を越えた動きで寝転がったまま飛び退いてしまった。
「あ…」
え?
え、え?
なんであんなに寂しそうな顔をしているんだろう…?。
というかそれ以前に、あの子は一体…。
「や~っと目が覚めたね、ネボスケくん!」
声に反応して顔を向ければ、そこにいたのは金髪白衣の眼鏡美少女…な、なんで僕の部屋に美少女がふたりも!?。
「…おい。 おーい少年。私はアラサーだぞ~」
「な、なんだっtt」
「はいはい、記憶喪失ごっこはもういいから」
呆れたように言ってから、ハカセは僕に近づいてきた。
「…てかハカセ。心読まないでよ」
「うっさいなぁ。全部口に出しといて、心もなにもないでしょうが」
…全部口に出てたらしいです。
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