序章

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「で、そのサラリちゃんはいつのまに来たの?。最初はいなかったよね」 「あ、はいなのですっ。ハカセがお客さんをノックアウトしちゃったって聞いたので、ヒエピタ持ってきたのですよ~🎵」 言いながら、ごそごそと懐から長方形の薄い物体を取り出した。 「…ヒエピタ?」 「はい、ヒエピタなのですっ」 …いや、どうみてもホッカイロなんだけど…これはツッコんだ方がいいのかな。 「ってそれはホッカイロでしょうがー!暖めてどうするのよ!」 と思ってたらハカセがツッコんでくれた。 「きゃうぅ!?だ、だってコンビニでお弁当だって暖めるのですよ~!」 いや意味がわからない。 そもそもヒエピタじゃないし…。 「あぁもう、かわいいなぁサラリちゃんはぁー!」 あ、いいんだ、それで…💧 「…??」 ハカセとサラリちゃんのコントを眺め続けるマイロイドの顔は、相変わらず不思議そうだった。 …いや、正直僕も似たような顔してたかもしんないけど。
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