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ホワイトボードを見て一つ分かったことがあった。
「これってどう考えてもラノスのせいだよね?」
「ぎくぅ!?」
俺がそんなことを言ってラノスをジト目で見るとラノスはわざとらしい声を出して目をそむけた。
そのまま俺がジト目で見続けていると視線に耐えきれなかったのかラノスが弁明し始めた。
「いやね? ホントはしっかり見守ろうと思ったんだよ? けど途中で3番世界が王権交代しちゃって「ホントのところは?」……サボってました、テヘッ」
「帰る」
俺は呆れてなにも言う気にならなくなり帰ることを決め込もうとした。ラノスが次に言うことを聞くまでは。
「えぇ~……じゃあしょうがないかぁ……今回は見逃しちゃうか……きっと隣合う地球とかにも影響与えちゃうんだろうなぁ」
なん……だと!?
「それは本当か!?」
一応確認のためにラノスに聞く。
「うん? んー……まあ大丈夫でしょ、戦争とか起きて色々荒れちゃうかもしれないけど」
「それはもしかして日本にも?」
俺はわずかな望みを託して聞く。
「それはもちろん」
「全力で行かせていただきます」
答えを聞くやいなや俺は即答した。
日本で俺の大好きなマンガが買えなくなるのは、すなわち俺の生きる意味が無くなるという事と同じ意味である。
絶対にそんなことはさせない!!
こうして俺の旅は始まった。
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