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ところ変わってここは地球の中の日本と呼ばれる国の高校。
そこの2-2と書かれた教室の窓際の一番後ろの席に睡眠という名の学習をしてる少年、瀧澤鷲頭(タキザワ ワシズ)はいた。
座って爆睡をしてるので顔やら身長はおおまかしか分からないが170は超えているだろう。
「えーっと……じゃあこの問題を鷲頭っ!」
「…………………」
「……ん? 鷲頭ー」
「…………………」
見事に寝ております。
あ、あの……私が言える立場じゃございませんが当たってますよー?
「わーしーずー?」
あ、先生が怒ってますって!
「わ、鷲頭くんっ! 当たってるよ!」
そんな鷲頭を小さな声で起こそうと、必死に頑張ってるのは隣の席の男の子だ。
なんでこんなに必死なのかというとそれh「起きんかおんどりゃぁぁぁぁあああ!!」
間に合わなかったか。
先生の怒号と共に繰り出される白い悪魔。
そうチョークだ。
これが机で爆睡をしてる鷲頭の脳天にクリティカルヒット。
そのままチョークは彼の頭で砕け、周りに二次災害をまき散らす。
これが隣の席の男の子が必死になっていた理由である。
……え? たかがチョークで大袈裟だ?
舐めちゃいけないね、たかがチョークといえどそこそこの強度を持つ物。
それが目視できるかどうかというスピードで脳天に直撃するんだ。
それはもはや凶器と言えずなんと言えよう。
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