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そんな連邦のニュータイプも真っ青な勢いで頭にチョークが直撃した鷲頭。
さっきまで爆睡だったのが、今度は気絶という形で再び意識を失った。
◆
「いつつ……ぱねぇなあのゴリラ、頭にコブができてらぁ」
鷲頭はあの後保健室に連れて行かれ、放課後までそのままだったのだ。
さっきのチョークの人の授業が1時間目。
それから今まで寝ていたとなると相当寝ていたことになる。
そんな鷲頭は保健室の先生に鼻の穴に濡れたティッシュを詰め込まれ、口に濡れたマスクを装着させられ無理矢理起こされた。
そして鷲頭は教室にいったん鞄を持ちに戻り、今は帰路を歩いているところである。
「背が縮んだらどうしてくれんだよ」
あぁ、先程は大まかな感じでしか容姿を説明できなかったからここで詳しく説明しようか。
身長は174㎝。体つきは至って普通。
髪は襟足が肩にかからない程度の長さ、しかし前髪は表情というものをすべて隠してしまいそうなほど長い。
前が見えてるのか心配なほどだ。
「あーもう、イライラする。……早く家に帰ってアニメ見よ」
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