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アルバムにはいろいろな思い出が詰まっている
例えば南アフリカで出会ったジョン
昔から旅が好きで前々から行こうと思っていた南アフリカの方に行った
とりあえずカメラは持ち歩いているが特に撮るものはなく蟻とかそこら辺にいる人を撮っていた
そんなときに出会ったのがジョンだった
何気なく原住民に会いたくてジャンルをさ迷っていたら見知らぬ土地に出てしまった
もちろん言葉は分からないのでFUCK YOU だけで会話していた
そんなこんなで何とか過ごした3日間だった
帰り道には「何で生きてるんだろう」とか思えるような清々しい気持ちになれた
いろいろあり町に辿り着いた
そこで林檎を売っていたのがジョンだ
ジョンとは一言も話していないがその瞳で沢山のことを話してくれた
どうして林檎を売っているのかとか
林檎のおいしいのを見分ける方法とか
足元にいる蟻を食ってはいけないとか
最後に出会った記念として写真を撮った
これが私の思い出の一つだ
今でもジョンはその写真で多くを語る
(89歳 男性)
※この物語はフィクションです
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