人と動物と

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閑話休題 「で?しゃべるオウムが何の用だよ」 「単刀直入に言おう」 いきなり真面目な顔(?)をして、麒麟が口、もとい、くちばしを開く 「トルコアイスがピンチだ」 「よし帰れ。全速力で。さながら人参を追いかける馬のように」 「待て待て待て待て落ち着け坊主話せばわかるだから首を掴んで窓に向かって振りかぶるのはやめろ」 「話してわかんねーから至極冷静にお前を投げるんだよ」 トルコアイスが市場から消滅しようが俺の生活に何の影響もない。洗剤はボールド派なんだよ 「間違えたんだ、世界がピンチだと言おうとしたんだ」 「伸びるアイスもずいぶんと偉くなったもんだな」 「トルコアイスは洗濯だろう?」 ついに物質でもなくなったかトルコアイス。てゆうか、ならなんで世界と間違えた 「とにかく、世界はもうすぐ侵略される。悪魔によってな」 「悪魔?また不吉な単語だな」 「奴らは恐ろしい種族だ。殴れば壁に小さな傷をつけ、その体は自転車とぶつかっても骨を折る程度で済み、他人のニキビやかさぶたを執拗に剥がしてくるのだぁ!」 「ただの人間じゃねえか」 俺の反応に、麒麟は目を見開く 「これを聞いて無関心とは・・・つくづくめでたいやつだな」 「めでたいのはお前の頭だ」 「失礼だな。俺の頭はトルコアイスだ!」 なるほど、鳥頭とは洗濯されすぎて頭がおかしくなることを言うのか。明日友人に教えてやろう
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