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各地でAspによる紛争が相次ぎRapeaの非武力の精神も徐々に崩れゆき、手に武力を持ち対抗措置を取り始めた
委員会による経済的圧力はすでに効力を失っておりラグランジュエリア内での航行は非常に危険に満ちていた
そのさなかでカズミは父の意思を継ぎ、彼等との対話を実現すべくAspとの境界線へと出立した
彼女には出会わなければならない者達がAsp、そしてParzivalにいる
あの事件に関わった者達が世界を、仲間を・・・戦乱の渦に巻き込んでいく
(父が死ななければならなかった真意が知りたい)
瞳に映る漆黒の闇が彼女には終わり無き人の未来のように見えた
―カズミ・レインズ評議委員、まもなくAspとの境界宙域に近づきます、ブリッジまでお越しください
室内アナウンスが流れ、カズミはブリッジに向けて歩き始めた
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