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昼休み。
「てか屋上って何処の階段から行くんだ?」
「適当に昇ればつくんじゃねー」
俺と昇歌と柩と黄泉の四人で屋上へと向かった。
昇歌が階段を昇りその後をついていく。
「ここじゃない?」
「あ、それっぽい」
重そうな扉が少し開いている。
そこを通り屋上に出た。
「あ、圭くん、昇歌くん!」
「咲人さん……あれ?一緒にいるのは瑠樺さん?」
咲人さんと一緒に中学の時の先輩の瑠樺さんがいた。最後にみた中3の瑠樺さんの姿と変わらなくてすぐに瑠樺さんだとわかった。
元々高かった身長がまた伸びたくらいかな。
「おぉ。圭じゃん」
「何?二人とも知り合い?」
「はい。中学の時の先輩で。瑠樺さんが卒業してから会ってないから高校も知らなくて…」
「へぇー。世間は狭いね。あっご飯食べよう」
咲人さんはそういうと俺に近づいて耳打ちしてきた。
「柩くんに俺の事紹介して」
「あーはい。柩、黄泉。こっちが同じ寮で2年の咲人さん。でこっちが3年の瑠樺さん」
咲人さん、満面の笑みで気持ち悪い。
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