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「男だよ」
「『花君』みたいに男装してココにに潜入してるとかじゃないよな?」
「はぁ?瑠樺さん頭ん中メルヘン過ぎ」
俺は両手を黄泉の胸にピトっと付けた。
「うわっ!」
「…なんで瑠樺さんが声出すの」
まぁ、予想通りだが膨らみはない。
「ごめんな、黄泉。…ほら、瑠樺さん。男だったよ」
「そか…」
「で、なんで顔赤いの?瑠樺さん」
「えっ…顔が赤い?いや、その、光のせいじゃねーか?今日暑いし。俺暑がりなんだよ」
無駄に多弁な瑠樺さんが怪しい。
まぁそーゆー事にしといてあげるよ。
「瑠樺さん、今日部屋行ってもいい?」
「いいけど…」
「会ってない間の話もしたいし」
「あ、じゃあ俺も!」
ニコニコしながら昇歌が口をはさむ。
「だって俺一人になっちゃうじゃん。付いてくー。いいでしょ?瑠樺さん」
「あ、ああ…。言っとくけど俺の部屋、3人だから」
「3人?多いね」
「1年のコが問題ありだかららしいよ」
今度は咲人さんが入ってきた。
「誰ですか?」
「流鬼ってヤツ」
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