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そして、俺たちは寮長の部屋に案内してもらった。
「ここが寮長の晃くんがいる部屋だからね。じゃ、俺はここで。ちなみに俺は103号室だからわかんない事とかあったら気軽に来てねー」
「あ、ありがとうございました!」
俺がそう言うと万ちゃんは満面の笑みを浮かべ手を振ってその場を去った。
「いい人だな」
「うん」
俺が言うと昇歌が頷いた。
「じゃ、入るか」
昇歌が扉を叩くと中から、どうぞと声がした。
「失礼します」
扉を開け二人で中に入るとさっきの万ちゃんとは違って落ち着いた雰囲気の人が椅子に腰かけていた。
「はじめまして。昇歌くんと圭くん、だね?」
二人して頷くとニコリと寮長は笑い自己紹介を始めた。
「俺が寮長やってる3年の晃。よろしくね」
「俺は1年の昇歌です。よろしくお願いします」
「同じく圭です。よろしくお願いします」
「いいこ達みたいで良かったー。一緒に来たトコをみるとお互い自己紹介は済んでるみたいだね。君たちは102号室、相部屋だから。仲良くやってね」
そして、俺たちの寮生活は始まった。
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