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その恋が、本物ならば、告白したくなる……？
「なんで……」
「好きな奴には嫌われたくないだろ？自分をどう思っているか、強く知りたいと思い始める。同じ気持ちでいればいいと、願いたくなる」
同じ気持ちで、いればいい……？
「まぁ話作るならフラれる経験もした方がいい。その絶望と、成功の喜び、付き合い、全部知った方がいい」
「……え、待って、全部？」
「あぁ、恋から始まって片思い、両思い、告白する、される、フラれる、成功する、付き合う。経験が多いほどいい。短期間じゃまずムリだな」
……絶望的すぎる……。
確かに、経験談を人に伝えた方がリアルな心情を表すことができる。
それでも……告白されるってまず無謀じゃないか!?
それだけは自分じゃどうにもならなくないか!?
「キャラの心情は作者の心情。それ以外は妄想でしかない薄っぺらい心情」
――説得力がある。
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