少女

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少女

あれからしばらくたった あの後風の噂で黄ノ国の王女が死んだと聞いたわ 今私は緑ノ国から離れた小さな港がある街に住んでいるの 近くには協会もあった 私は毎日神様に祈ったわ 「私に生きる力を下さい」って ごめんなさい、神様 お願いはもうしないっていったのに でも、これが最後のお願いです ねぇ,,,ミク,,,私生きていていいのかな,,, 少女 協会の近くに少女が1人倒れていた ミクとの出逢いも同じだった 「,,,ミク,,,?」 違う だって彼女は死んでしまったもの 私はそんな事を思いながら少女に近づいた そこには、黄色の髪をした少女が倒れていた 「ねぇ、大丈夫?意識はある?」 私は彼女に近寄ると彼女の肩を揺さぶった 「うぅ…」 「!!」 意識はあるのね どうしよう? そうだ 私の家に連れて帰ろう 「大丈夫?立てる?」 「はい…」 彼女は弱々しく言いながら身体を起こした 彼女の右手には小さな小瓶が握られていた これが彼女との出逢いだった
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