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大衆食堂『ぐみぐみ堂』は寂れた商店街の端っこにあり、今も昔も学生相手に安い値段でご飯を提供している。
それ以外のこの店の特徴といえば、やはりというかデカ盛り(メガ盛りも有り)だ。
ビフカツが七枚も乗ったかつ丼や、大きなエビが丸ごと五尾もフライにして出される海老フライ定食などこれでもかっという位の盛り付けだ。
でもここの(隠れた)名物料理は、普通サイズで提供されている加古川名物のかつめしだ。
作り方は至って簡単、平たい皿の上に熱々のご飯と揚げたてのカツを乗せて、その上からデミグラスソースをかけて出来上がりだ。
食べる時はスプーンではなく、箸を使うのだ。
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