プロローグ

8/9
前へ
/403ページ
次へ
現在、俺は紫さんに時間をもらい、自分の部屋で幻想郷へ向かう準備をしている 紅蓮に幻想郷という世界に行くと伝えると一発。頭を殴られた。これは、俺が勝手に承諾してしまったから、当たり前のことだ。 それでも、決まったことにはあまり文句を言わず従うのが紅蓮。了承してくれて俺と同じく準備中だ 今回幻想郷へ行くのは俺と紅蓮の二人。アリスは留守番をすると言ってくれたのでとりあえずは店に心配はない。安心して行くことが出来る 着替えに携帯食に武器。一通り必要そうな物をベッドの上に置き、確認をする。紫さんが言うには、幻想郷は危険があるらしく、武器があるなら携帯しておいた方がいいと言われた 武器を携帯しろと言うほどの世界。想像をしてみるが、いいイメージが浮かばない。だが、紫さんから詳しく教えてもらっていない以上。想像をして見たところで意味はあまりないだろう 「さて、とりあえずしまっとくか」 あれこれ考えるのを止め、とりあえずはベッドの上の荷物をしまうため、空間の裂け目を作り出し、その中へ準備したものを放り込んだ。空間操作は移動だけでなく、物の収納や、生活空間を作り出すことができたりと便利なところが多い。が、その分習得が難しく、規制も厳しい。そのため、使える人は少ない 用意したものを全て放り込むと、裂け目は消えた 一応の準備は終えた俺は最後に、机の上に置いたままだった日記を棚に戻し、部屋を出た
/403ページ

最初のコメントを投稿しよう!

179人が本棚に入れています
本棚に追加