179人が本棚に入れています
本棚に追加
とある魔術が存在する世界
この世界は自然が溢れ、人は自然を敬いつつ、生活をしている。異常なこともなく、いたって平和だ
しかし、平和すぎてつまらないとも言える。新聞を見ても面白そうなことはない。テレビを見ても暇を潰せる程度。なにか面白いことでもおきないだろうか
気づけば、俺は無駄なことで頭を回していて、日記を書く手を休め、座っていた椅子を少し引き、大きな伸びをしていた
「……寝るか」
現在の時間は夜7時。寝るには早いが、一眠りくらいはしよう
腕を枕の代わりにして目を閉じた
眠りについてから数十分が経った時、だれかがドアを開け、部屋に入ってきた
「いるか? って、こいつは……おい、起きろ」
寝ている様子を見ると、やれやれといった感じな言葉を出したあと、目を覚まさせようと声をかけた
「この無口野郎……少しはなんかいいやがれそれだから尻に敷かれるんだよ」
しかし、声をかけただけでは起きず、寝言で妙な言葉を放った人は気持ち良さそうに寝ているが、起こそうとしていた人はわずかに怒りを抱いていた
最初のコメントを投稿しよう!