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「何してんだよバァカ」
おいやめろ。前ページと同じ切り出し方はコピペしたと思われるだろうが。しかしまさかコイツも奴と同じ事を言うとは思わなかった。ハゲ遺伝子と体臭遺伝子は生殖を必要としないのか。
「……お前今、なんか胸糞悪い事思っただろ」
おお。ナイスエスパー。腐れ縁はこんな得々プランまでついてるんだね。
「縁切ってやるから小指寄越せ。ブッた切って魚の餌にしてやる」
堅気だから却下で。なんて返すと、飲んでいたアイスコーヒーの氷を吐き出してきた。汚いよ。
明らかにヤの字の顔をしているこの友人、
小鳥遊 正午(タカナシ ショウゴ)は、高校の頃からの腐れ縁だ。
今でこそ晴れて大学生だけど、高校の成績はお世辞の言いどころがない程だった。非の打ち所しか無いって感じ。日本語は怖いなー。少し変えれば真逆になっちゃうぜ。
「……ったくよ、現役学生の俺がなんでバカ派遣なんかに飯おごってんだよ」
「“元”だよ。も・と」
今度はグラスにまだ残ってる氷を全弾一気にぶちまけてきた。やめなよ正午。全部後ろのお客さんに当たってるよ。
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