プロローグ

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プロローグ

神さまは言った。 「目が無く、口も利けず、強い爪を持っている訳でもない。ただ相手の声を聞いて寄り添う事しかできない、それが人なのだ」 誰かが付け足した。 「それはただ悲しいだけだ。」 誰かは言った。 「強い爪なんていらない。別に寄り添わなくていい。口が利けなきゃ、みえなきゃ、悲しい。」 誰かは言った。 誰かが言った。
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