第四章

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義高様の姿、見えなくなっちゃった… 私は義高様の温もりが残った懐剣をそっと抱き締めた。 義高様の代わりに… どのくらい、こうしてたのだろう… 気が付けば、外から雨音が聞こえてきた。 この雨が少しでも長く降り続いて欲しい… 義高様の跡を少しでも消して欲しい… そうしたら、少しでも義高様が遠くへ逃げられらる…
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