お菓子パーティという名の恒例行事

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「…で、うちは“お菓子パーティ”なんて話は聞いてないねんな。ここにあるんはあくまで隼人くんが作ったものに対するお礼やもん。」 ほら、と寛一朗の目の高さに床に置いていた紙袋を持ち上げる。 「…」 その紙袋とつばめに目線を左右させて寛一朗はしばらく開いた口をふさがなかった。 そして一言。 「とりあえず…つばめのために今日隼人の家行ってやんよ。」 と涙ながらにぽつりと言った。
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