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「修ちゃん!!!世界で一番、
…ううん、宇宙で一番だ~いすき!!!」
「・・・。」
大きな声を出して抱きつこうとする私に、無言で振り向いて手でおでこを押さえられて距離をとられる。
私の一番好きなものは、今、目の前にいる“修ちゃん”こと高井 修一郎君!!
髪は黒くてサラサラで、
背が高くって、足も長くて、
頭もよくて、
顔なんて芸能人なんて目じゃないほどカッコイイんだよ!!!
修ちゃんは、大学2年生!
そんな修ちゃんのことを死ぬほど愛してる私は、高校2年生の永沢 桃子。
そして、なんと…
修ちゃんは私の彼…
「――修ちゃん、待って!!置いていかないで!」
とととっ、あぶないあぶない。
また修ちゃんの素敵ぶりを頭の中で考えていたら、彼はスタスタと私を置いて歩いて行ってた。
そんな彼、修ちゃんは…私の、彼氏!!!です!!
…たぶん。
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