ファッツ・仏茶

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「僕んちの実家はネ、禅寺なんだ」 俺達はそれぞれ座り御仏の話を聞く。 ・・・・・・・・・・ 「・・・・はあ」 あ、知らないのか・・・・ 『座禅とかやる?』 「そう」 「あ、俺小坊ん頃地区レクレでやらされた、アレ本当はケツの下にクッションしくのな、シビレねーよーに」 「・・ふーん」 オニギリが興味なそうに言う。 座禅か・・・・最近やってないな。 「親父はすっごいキビしくてマジメな住職でさ、時代が時代ならもうとっくに即身仏ってカンジでね」 回想的にマジメな住職か・・・・ 「そりゃ毎日毎日地獄みたいにキュークツな日々だったヨ」 御仏は何処か遠くを見ている。 「そんな時、A・Tに会ったんだ・・・・僕の重い体がまるでないみたいに、空がとっても近くて・・・・・・・・こんな世界があるんだって、こんなにも自由な世界があるんだって・・・・!!」 皆はマジメに聞く。真剣な表情で。 「まるで、足に羽がはえてるみたいだった・・・・・・・・」 『・・・・・・・・・・・・』 「・・・・・・」 プルプル、いきなりイッキが震え出す。 「・・・・う・・うっ、同志・・・・!!」 イッキは泣きながら御仏に手をだす。 「同志!!同志!!」 ブンブンと手を握り上下に激しく降る。 被害者的に同情する・・・・ 「あ・・・・いや、まあそーゆーワケだから、おこづかいでパーツ買ってると、親父にバレちゃうんで、パーツ・ウォウに参加してるダケなんだ。なにか賭けられるモノさえあればいつでも挑戦うけるよ・・・・」 「・・・・なんだかなァ・・・・けっこう・・・・イイ奴だったな」 「・・・・うん」 「すっげーカモ見つけたと思ったんだけどなァ・・・・なんかヤル気なくしたな」 「アイツからパーツ強奪しよーって気になんねーもんな・・」 二人は落ち込みながら自分達のクラスに入る。 俺は二人の背中を見ながら入る。 すると二人が入口前で立ち止まる。 前が見えないから何が起きたのかも分からない。 すると、二人がいきなり叫ぶ。 「「なんだコリャてめーらっオウ!?まだやってんのかこんなことっ!!やった奴出てこおっオラッ」」
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