ファッツ・仏茶

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「あれ?」 〔あれは確か陸上の安達と中山?〕 俺は少し開けて外を見る。 俺は唖然とした、安達と中山がイッキの机にあの落書きをしている。 「・・・・こんなモンでいいかな?」 安達がイッキの机の中に物を詰めながら言う。 「・・・・ウン、バカアタマ、トリの巣の国に帰ってください・・と」 中山は机に絵を書いている。 すると奥からガタンと音がすると、安達と中山がビクッと反応した。 なぜなら、カズとオニギリが居たからだ。 「カ・・・・・・・・カズ・・君」 「・・・・・・おまえらか・・・・!!」 「イッキの机になにしてんだ!?あ?オウ!!」 カズとオニギリはジリジリと二人に迫る。すると二人は逃げ出す。 って俺出ないと! 『って、カズ達の声がかなり遠ざかってるよ・・・・仕方ない、AT使うか』 俺は右手に持っていた袋からATを取り出し。ロックを外す。 『さあ、行きますか!相棒』 俺はいっきに加速してカズ達を追い掛ける。 「ごっ・・・・ごめんなさいごめんなさいっ」 「なにも言ってません私っ、お願いです、ホントですっ、私じゃないです私じゃないです私じゃないです」 『な・・・・なに言ってんだよおまえら・・・・』 俺が声が聞こえて来る方向を頼りに二人を見つけたが・・・・ 「ひっ!!」 『わけわかんねっつの!!オイッ!!』 俺が大きな声をあげると、安達が頭を上げ、カズ達もやってきた。 「・・・・っ、ア・・・・アキラ・・君とカ・・・・カズ・・君?」 「・・・・なんだよ、しゃべれよ、どーいうこったよ」 安達は少し冷静になったのか口を開いた。 「・・・・あ・・・・アンタ達はいいわよっ・・・・!!昼間・・・・昼間だけっ!!東中ガンズとか言って好きやってさ・・結局"あの人達"とは関わりないし・・でも私達は部活あるし、・・センパイとか」 ((・・・・あの人達・・・・?)) 「やっ・・やめてよっ、まだどっかで聞いてるよっ・・・・見てるって!!」 中山がいきなり何かに脅えるように叫ぶ。 「うるさいっバカッ!!全部アンタのせいよ部活前にやっとこうって私が言ったのにさっ」 俺は二人の口論を見ながらため息をはく。 すると下に何かあるのが見えた。 〔マトリスクパワー?阿修羅級の巧徳・・・・?〕
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