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ズンズンズンズンズンッズンズンズンズン
シャカシャカシャカシャカ
「どースか今日のお味は?」
「うん、イケるイケる。こんなに毎日ごちそうしてくれるんなら、上納金一割減らしてもいいよ?」
「へっ!!ありがとーごぜーますっ」
「次からは大盛りね」
俺達が屋上に着くと、ありえない光景が見えてきた。しかし、さっきからなんか・・・
「ほら・・・・見なよあのシケ坊っぷり」
しかし、安達と中山は余裕の表情で言う。
「なぁんだ。なにかと思えば、ゼンゼン違うよ・・・・―――見えないの?」
「二人の間のあの火花が」
「えっ!!」
『あれ?』
俺は目を擦り、二人を見る。
「「『――っな!!二人の背後に文字がっ!?』」」
気を取り直して、冷静にまた二人を見る。が、今度は何ともない。
「・・・・いや。あまりの殺気に、幻覚が見えたよーだわ」
「・・・・そんなアホな・・・・」
俺は不思議そうに二人を見ていると、安達と中山は立ち上がり、二人とは反対方向を向く。
「まともにぶつかりあえばお互いに無事ではすまない。」
「今、あの二人の間には恐るべき権謀術数のかぎりが尽くされているの!!」
『誰にむかって言ってんだ二人共』
しかし、二人はお構いなしに続ける。
「この学校を真に支配するのは昼か夜か、頂上決戦。戦いはすでに始まってる・・・・!!」
「本当に大丈夫かなイッキ・・・・かなり心配・・・・」
『何が?』
「うわ!?晃君!!・・・・えっとそれが・・・・」
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