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「そんなゴミA・Tなんか、勝ってもいらないけど」
ヘッドホンから音洩れが響き、仏茶の周りに居た男達がいっせいに踊り出す。
俺は呼吸を整える。
戦いの火蓋は・・・
――レディッ・・
GO!!
切って落された。
「パーツ・ウォウEクラス。【ハードル】時間無制限、移動中の相手のみ攻撃可、ゴールに置いた賭け品を先に手に入れた方の勝利。その他ルール一切ナシ。」
「・・・・フンナメやがって」
【ブタをひき肉にするだけなら5秒ありゃ十分なんだが・・・・】
「それはこっちのセリフだよ!!」
FIRE!!
「うおっ」
OHーエッ!!
これがパーツ・ウォウ・・・・
これが暴風族の正式な“戦“
正直かなり分の悪ィ勝負だ。俺ァようやく普通に走れるようになったばっかだし・・・・
しかも、負けちまえば、まってんのは地獄のイジメフルコース。
俺達ァ毎日あのブタの言いなりにさせられて生きなきゃならねぇ!
ブタの首一つ獲るだけにしちゃ、リスク高すぎだっつーのっ
ま、それでも。
勝つのは俺に決まってんだけどな。
「・・・・・・・・」
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