三人前の誇りと1%

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『そろそろファーストハードルの第一校舎だぞ』 俺達三人は戦の方を見る。 「YO!!YO!!YO!!」 仏茶はなにやら勢いをつけ、校舎の壁に飛ぶ。 「あれって?」 『バックスピンウォールライド360トゥザットグラブトゥフェイクスピンアクセラブッチャスペシャル1440。資料にあった。スピット・ファイアが持ってる。』 「勝手に見たんですか?」 別にーとごまかしながら、言い、また戦場を見る。 やっぱり・・・血が騒ぐ!!ここ最近戦場から離れるとな・・・・・・ 走りたいけど、今はダメだ、完治するまでは・・・ しかし、イッキの顔笑えるな・・・ 「YO!!ベビーフェイス!!」 よく吠えるヤツだ。 「来いよオラッ。魅せてみろよテメェの技を!!」 「・・・・イッキはまだ・・・・A・Tを始めて一か月もたってない」 『初歩の壁走りなんて夢のまた夢』 こくりとりんごは頷く。 「行くんだろっ!?【上に】――!!」 ガシャン 「・・・・・・・・あ?」 イッキはそのまま突っ込み校舎に侵入。 「・・・・・・リンゴさん?」 「・・・・だから。イッキはまだまっすぐ走るのがやっとで・・・・もちろん校舎越えなんてとうてい無理なんです」 『越えるのが無理なら・・・・ブチ破る!!俺ならそうするね』 「あなたは校舎越えは一発OKでしたよね?」 『いつもうちの家の近くにある6階建ての団地で壁走りしてたから』 あれもあれでおかしいがルールにはどこにもハードルを越えろ!なんてルールはない。よって違反ではないんだ。 そうこう考えているとイッキは校舎から出て来る。
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