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「・・・・それが・・・・偶然、ラウンド・トラクション・ヒルと同じ効果を・・・・!?」
偶然なのか、必然なのか・・・・・・どちらにしても・・・・・・イッキは普通じゃない!
戦場Side。
(・・・・たまには役に立つな・・・・カズ オニギリ。お前らが「手」を出してくれなきゃ、この戦。あそこで終わっちまってた!!)
だから・・・・・・
(帰ったら、ラーメンぐれえなら、おごってやんよ!!)
そろそろ・・・・・・!!
(見えたっ・・・・!!)
建物と建物の間の隙間から・・・見えて来たのは、
(ゴールの二宮象!!)
屋上Side。(リンゴ)
(・・・・・・・・越えた・・・・)
「うっ・・・・」
(イッキが・・・・自分で・・・・校舎を・・・・越え・・・・っ)
ヤダナ・・・涙が・・・・っ。
「・・・・僕も、うかうかしてられないな、これは・・・・」
「・・・・ううん。そんなコトないです」
涙を拭き、眼鏡をかけ、
「もう、すぐ後ろに来てますよ」
スピット・ファイアの背中を指差しながら言う。
『俺も用心しないとな・・・・・・』
驚いて振り返るスピット・ファイアとは裏腹に、余裕そうな顔で晃君は言う。
「どうでしょう?」
『さあ?』
私と晃はスピット・ファイアに優しい目を送りながら、ニヤニヤと笑う。
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