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戦場(仏茶)side
(ファック!!ファックファックファッキンガラス!!なめていた・・・・なめすぎてたっ!!腐っても『東中最強のベビーフェイス』と呼ばれる男の運動能力をっ・・・・!!・・・・だけど・・・・だけど!!)
仏茶はいっきに加速し、イッキの前に付く。
「!!」
(‘策'。言っとくけど、策の方でも僕のが‘上'をいってるさ)
前を向き、ゴールへの道を見る。
(このコース最大策(トラップ)!!ゴール前のあのスキマは、僕の体キッチリサイズに設定されている!!つまり、僕が先に入ってしまえば、全てのルートは潰れ。後ろから追い抜くのは不可能!!本当の‘策'とはこういうのを、言うんだよ・・・・)
仏茶は口を大きく開け、
(悪(ヒール)の年季が違うわ!!年季が!!)
「・・・・やっぱ、まだ気付いてねェのか」
あ?
「策士。策におぼれてハカアナ掘りまくり、っていう、俺の作った名言知らねーのか?仏茶(ブタ)」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、
「‘体の寸法、キッチリ・・・・’そりゃ、前のレースまでの話だろ?」
ビシッと烏は俺を指差し、
「俺のラーメンが、テメーの体(トラップ)を狂わせた」
(まさか・・・・・・・・!?、)
「見えてたぜ。テメーの策も地図の中になァ、俺が一体なんのためにテメーにさんざんラーメンを喰わせてやったと思う?」
(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は、)
「テメーはレースの前から、俺の‘策’の中にいた。そのラーメン太りのハラじゃ、キッチリのあのスキマは通らない!!」
(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はは、)
「ぶはっ!!ははははははははははははははははは!!」
「!?」
「なっ・・なにを言い出すのかと思えば・・・・はっ、はらがっ・・・・よじれっ・・よじれよじれよじれっ・・よじれんばっ!!」
仏茶が体に力を入れると、一気に仏茶の体が細くなった。
「・・・・は・・はあ!?」
「どーせそんなくっだらねエ策(コト)だと思ってたよ・・・・今度僕の体脂肪率教えてやろうか、トリ頭(バカ)」
仏茶はそのままゴールへ続く道へ向かう。
「ラーメン。ごっつあんでしたっ❤」
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