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ザインはルイージに訊いた。
「言わなくていいのか、マリオのこと」
「うん。あの様子だと、きっとついていくって言うよ。でも・・・」
ルイージは帽子を深くかぶり直した。
「ピーチ姫を危険な目にあわせるわけにはいかない」
「・・・それもそうだな」
ザインは頷き、キノコ王国の西入口を指差した。
「あそこから出りゃ、『マムール洞窟』への最短ルートだ」
ルイージは頷き、地図を再確認した。「マムール洞窟」に行くには、西入口を出てまっすぐ１０km歩かなければならない。
方向感覚が狂わないように進むのが一番のポイントである。
「よし、行こう」
「おう」
２人はゲートをくぐり、キノコ王国を出た。
こうして
ルイージとザインの
「時の欠片」をめぐる冒険が幕を開けた。
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