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「お前ら朝礼だぞー」
二人が揉めていると、そこに顔を出したのは先輩の南部だ。
「朝から元気な奴らだなぁ」
南部の言葉に、急に藤沢がにやりと笑う。
嫌な予感がした通り、藤沢が南部の耳元に口を寄せる。
すぐに、南部の顔もにやけたものになる。
「なに、お前。痔なの?」
「いやああぁ!!」
美優は両手で頭を抱えてまた叫ぶ。
「うるっせえぇ!!」
そこへさらに顔を出したのは、支店長の山本だ。
その頃には、支店の大半の人間が何事かと廊下を見つめているのが視界に入った。
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