四月一日
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闇夜の月の光に浮かぶ、少女の横顔。 その少女の顔を遠くから見つめる少女が一人。 「今度の担当区域は、ここか………」 少女を見つめながら、ニヤリと笑う。 「さて、見させて貰おうでは、ないか………お前の実力をな………」 月明かりの中、視線に気が付いた彼女は、辺りを見渡すが、そこには、誰もいなかった。 ただ、ほんのりと照らし出された建物が映るばかりである。
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