四月一日

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が……。 「な………何……を……し……ウワアァァァァァァ!!!」 「命の秩序を乱す者の討伐完了……」 シャドウが呪音に襲い掛かったその刹那、鎌の刃が閃き、シャドウは、体中から血を吹き出し朽ちた。 「弱すぎて話しにならんな………」 呆れたようにそう言う。 「だが……数は中々のものだな……」 鎌を構え自分を囲む六頭のシャドウを見る。 「かかってこい……引き裂いてやる……」 それを聞き、一斉に飛び掛かるシャドウ達。 「ククッ………」 呪音は、そう笑い鎌を素早く振った。 すると…………。 「…………………」 シャドウ達は、声もあげず朽ちた。 「この程度のレベルでよく今まで生きていたものだな……」 「さて………ミズキの様子でも見に行くか……」 呪音は、そう呟くと校舎の中を歩み出した。
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