第一章~月と模型飛行機~

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「有無。よく出来ておる。十年程度しか生きておらぬ若造(ひよっこ)にしては、だが」 クラフトを俺に返し、彼女は唇を釣り上げて笑った。 「……ありがとう、って言うべきですか」 ふてくされた俺の言葉に、少女は再び破顔した。
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