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猟奇的事件は断続的に続いたが、未だに犯人のめぼしが着いていないらしい。
そんな中、よく似た事件だが少し内容が違う事件も起こっていると言う噂が巷で流れている。
その噂とは、ゾンビ事件である。
噂によると、狂ったように独り言をあたかも、そこに誰かが居て口論をしたり、脅され慈悲するような言葉であったりと、様々な噂がある中、猟奇的事件と同じように全身が膨張して炸裂!と、此処までは同じ、いや同じであろうと思われる。
しかし、この後身体中の血液や肉片、内臓の一部を辺り一面にぶちまけ倒れこんだ後、力も無く魂まで何処かに飛ばしてしまったかのように力無く起き上がり、血や肉片を滴らしながら何処かにフラフラと立ち去って行く。
そんな光景からゾンビ事件と名付けられたらしい。
だが、そんな地塗られた事件が、そう何時までも続く訳もなく次第にテレビのニュースから消え始め、政治や若者の自殺のニュースが中心になり祥太の生活も、いつもと変わり無い日々を送っていた。
その夜までは…
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