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鼓動は早まって…
「獄寺は?」
オレは……
オレも……
「オレも…スキ…かも…知んねぇ…」
半ば自棄になって言った。
するとなんか知らねーけど
熱いものが込み上げて来て
『泣く』と思った瞬間には山本の腕の中にいた。
やべっ…
オレ泣いてんのかよ。
何故か分からないけど
涙が止まらなくて
近くで音はしてるのに
花火のことも忘れ
暫くオレは山本の腕の中で泣いた
「獄寺…」
オレを腕から解いた。
何度も呼ばれた名前
慣れてるハズなのに
今は甘い囁きに聞こえる
目と目が合い
唇を重ねた。
END
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