プロローグ

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. 「おじさんは、どうして手にサボテンを持っているの?」 「これと同じものを、スーパーで探しているんだ」 「ふぅーん」 おじさんはなぜかにこにこしていた。 喜んでいるみたいだった。 ……というような内容だった。 学校には、誰一人として愛美が小説を書いていることを知る人はいない。 趣味は読書。 将来の夢は学校の先生です。 先生にも、友達にも、愛美はそう話していた。 .
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