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古風なオンナ風
私が幼少の頃、父親が酔っ払っては母親に暴力を振るった。
「そんなにしたら死んじゃう!」と思いつつも、恐怖で声は出なかった。
私の母はキャリアウーマンで、オトコと対等かそれ以上という印象を子供ながらに感じていた。
今から思えば、あれはオトコにとっては面白いはずがない。
古風だが私は『三歩下がって付いていく』タイプだ。いや、正直いえばそのタイプを演じている。
オトコはか弱いオンナを守りたい生き物だもの。
セックスのときなんて絶対に自分から誘わないし脱がない。
何回めだろうと思いっきりはにかんであげる。
「欲しいの?」と言われても
駄々っ子みたいに半分ふてくされてうるうるした上目使いで顎にキスしたり、
「限界かな、カラダが火照ってるよ。入れる?」と聞かれて、
「…入れてください」と吐息まじりに途切れ途切れ小さく甘える。
もうオトコは獣になるよね。
獣になったオトコに導かれて大胆になってく私。
でもセックスの後はまた清楚で純真な私に戻ります。
オトコはそのギャップに弱いんだもの。
「このコが僕の前だけで見せる淫らな行為を誰も想像できないだろう。」ってね。
すぐしたくなっちゃうんだから!
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