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放課後。 ハンドボールコート。 フミオ 「みんな!なんか同好会から部活になったみたいだぞ!」 シュン 「ガチで!?」 リョウ 「マジで?!」 ヤス 「盛るな!」 フミオ 「盛ってないよーん!」 ヤス 「うわっ!」 フミオ 「…」 フミオは真顔でヤスを見た。 すかさずヤスは真顔で対応する。 ヤス 「…」 これがフミオ・ヤスの名物、「いつのまにかベビーカステラ」だ。 ちゃんま 「別に部になったからって変わったこと、そんなないんだろ」 フミオ 「まぁ気持ちだけ! さっ、練習やんぞ!」 そう言ってストレッチを開始すると野球部が騒がしくなってきた。 野球部A 「おいっ!ビー先がなんか追っかけてんぞ!」 野球部B 「ほんとだ… でもビー先はスーツ姿のやつらに追われてるぜ!?」 ビー先とはちなみに桜島高校野球部の顧問の「ビー・タケシ」のことである。 シュン 「なんかこっち来てんぞ!」 ちゃんま 「まさかあの先頭の追っかけられてるやつって…」 そう、ちゃんまのまさかは正しかった。
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