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フミオ
「あれは…」
リョウ
「ああ…マッキンリー先生だ!」
ロナウジーニョもどき
「邪魔だ。どけ」
マッキンリー先生
「私の話が聞こえなかったのか愚民め。人質には私がなると言っている。」
マッキンリー先生はロナウジーニョをおもいっきり、つねった。
フミオ
「つねりかよ…
言葉だけか強いのは…」
ロナウジーニョもどき
「痛い痛い。やんのか?」
マッキンリー先生
「いえ、やりません…」
リョウ
「つねっといて、退くのかよ…」
ロナウジーニョもどき
「どうしますかリョウタさん、このつねり魔は」
リョウタ
「…人質になれば誰でもいいかな~」
ロナウジーニョもどき
「御意」
マッキンリー先生
「散歩をしていたらこの有り様だ。だが皆が無事で何よりだ」
ヤス
「いや無事じゃないし、むしろボロクソやられたし」
ヒデ
「先生…!」
リョウタ
「あの…なんか悲しい感じになっちゃってるとこ悪いけど、人質を返してほしかったら、明日の正午に大黒ふ頭の第四倉庫に来てね」
そうしてリョウタと黒人男性達は、マッキンリー先生を人質にとり帰って行った。
フミオ
「なんでこんな時間に散歩してんだマッキンリーは!
まぁそのおかげでヒデ助かったけど」
リョウ
「だな。てか明日助けに行く?
行かなかったら顧問変わるんじゃね?」
シュン
「あいつダルいからな」
ヤス
「人質がマッキンリーって際どいなー…。人質がヒデだったら…アバタケダッ!」
ヒデ
「アバタケダ…」
ヤス
「アバアバタケダ」
ヒデ
「アバアバタケダ」
ヤス
「アバタケダブラッ!」
ヒデ
「ア゛ッ!」
ちゃんま
「でも先生いないと部活できないじゃん」
リョウ
「確かに…」
シュン
「行けば学校サボれんべ!」
フミオ
「そっか!
仕方ねー、明日行くか!
あの黒人にやり返したいしな」
ヤス
「フミオも黒人やん」
フミオ
「なになにーん」
ヤス
「なんでもないよーん!」
こうしてハンドボール部は明日、マッキンリー先生を助けに(遊びに)行くことになった。
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