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流石の俺も、祐二に力一杯押し倒されたら敵わない。(馬鹿力なんだよこの人)
それに、恋人に迫られたら躊躇うとしても、誰だって悪い気はしないだろう。
俺だって照れ臭いからホント滅多に言わないけど、なんだかんだ言ったって祐二が好きだし、第一本気でそうじゃないと男となんか付き合えない。
「誰か来たらどーすんだよ…」
「先生居ねーし…大丈夫だって」
つくづく俺も祐二に甘いなと思いながら、ちゃっかりベルトを外しにかかり始めたそいつの手元を止める気もすっかり萎えて、素直に身を委ねた。
「……ン…っ…」
「…みー、マジ可愛い」
まさにその時だった。
シャーッ…
「え」
「…!」
…捲れたカーテンに、俺はもう空気になりたい気分だった。
「祐二君ー、もー起きなさい、1時間しか寝かさないんだから…ね……ー…!?」
しっかり祐二に組み敷かれた体勢で妖しくモゾモゾして、ズボンの中に手が完全にインしちゃってて。
そんな状況を突然帰って来た先生にバッチリバッチリ見られたなんて…
畜生俺、どーすんだよ!
つーか気付け自分!
慌てて祐二を押し返しても、見られたモンは取り返せません。
先生は物凄い顔が真っ赤でした。
「……もう保健室気まずくて入れ無いじゃん!」
「マジすんません…」
…もう絶対学校で何もしねぇ!
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