プロローグ

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少年は、魔乖術師(マカイジュツシ)に出会った。 絶望に打ちひしがれ、悲嘆にくれていた少年。 その前に現れたのは、黒尽くめの衣装を身に纏った少女だった。 『あたしは、ちょっとお節介な魔乖術師よ』 そう言ってイタズラっぽく笑う少女の顔はとても印象的だった。 思えば――それが一目惚れというやつだったのかもしれない。 その時、少年の目に焼き付いた少女の顔は、二度と忘れられなかった。
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