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暖かな日差しの中、遠くから声が聞こえる
「…ま。か…ま。」
誰かに呼ばれる
「一馬っ!!」
いきなりの大声に桐山一馬(きりやまかずま)は目を覚ました
「一馬!何を居眠りしてるんだ」
一際目立つ大柄の男、身長は175はあるだろう
ワイシャツの一番上のボタンをとっており暑苦しい体系
彼の正体は一馬の担任のくま先生だった
教室の中に大声が響き渡る
「受験前なのにお前には緊張感と言うものはないのか!」
一馬はまだ目やにのついた目をこすっている
「そんなにカリカリしてちゃ長生きできないですよ」
誰が聞いても皮肉に聞こえる台詞を一馬がはく
「それでは」
一馬はさらに一言付け加え教室を出ていった
…これで何度目だろう
一馬はことあるごとに教室を出ていく
世間一般でいう問題児であり、同じクラスの仲間でさえ近より難い何かを持っていた
顔立ちは良く部類でいけばイケメンの中に入る彼は一人でいることが多かった
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