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大きな声を出した俺にマックは目をぱちくりさせて、自分の唇を押さえた。
「どうしてん急に、チューーって」
俺の方に延びてくる手が、もどかしい。
「だからな…兄弟だとか家族だとか…男同士なら普通キスなんかせえへんやろ?それに、ベッドであんな…」
俺が口ごもると、マックは“ 変なジャッキーちゃん ”と俺の唇にまたチュッと音を立ててキスを落とした。
「マック!」
ニヤニヤと笑うマックはそのまま壁に掛けてあったスーツを手に取り、腕を通し始めてしまった。
「ちょっとマック、まだ話終わってないんやけど!」
ベッドから起き上がろうとすると。
またマックの方からこっちに歩み寄ってきた。
「なぁ、ジャッキー」
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