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あかん…、
今僕は一瞬、言葉を失った。
…って言うか頭の中が真っ白になった。
「…はぁ…はぁ…見るな…」
掃除当番だった僕は、クラブの床に一人で呑気に鼻歌を歌いながらモップをかけていた。
それからちょうど夜中の0時を回ったぐらいに、勢いよく扉が開く音がして、
僕は仕事に出ていたマックとアーセナルが帰ってきたのだと思って。
「おかえり」と笑顔で振り向いた。
でもそこに立ってたのは、息を上げたアーセナル一人で、
しかも、真っ赤な服に見えたそれは血まみれのYシャツ。
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