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連れて来られたのは何故か俺の部屋で、バタンと強めに扉が閉められた。
「おい、ジョニー!」
「もうギャーギャー言うのやめて、かなり鬱陶しい」
「誰のせいやねん!」
「俺やろ?」
「はあ?」
責めてきた割に、あっさり認めるジョニーに呆れた瞬間ベッドに突き飛ばされた。
「痛っ…!何すんねん!」
「何って…何かするとでも思った?」
「な…、アホか!」
面白そうに笑ったジョニーは、自分の指から絆創膏を剥がしてベッドに座る俺にその指を差し出した。
「はい」
「なんやねん」
「なんやねんて、消毒やん」
「いや、おん、何が?」
「消毒って言ったら舐めるのが普通やん」
「はあ?」
舐めろだ?
ボケっとしてる俺と打って変わって、至って真面目なジョニーに変に調子が狂う。
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